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古本屋で安い小説を5冊くらい買って部屋の隅に積んでおいて、端から読んでいくと言うのが私の娯楽の1つです(前に住んでいた所みたいに、図書館が近所にないので)。全部読み終わったら売り捌いて、新しいのを仕入れると言うのを数ヶ月サイクルで行います。雑食なので日本の作家であればジャンルはこだわらず、評判の良いものや好きな作家のものを適当に選びます。だから、たまにハズレを引いて読み進むのが辛い作品にあたることもあり、でも読み終わらずに手放すのも嫌で、そう言うのは中途半端に読みかけのまま部屋の隅に残ってしまいます。
今見たら、とりあえず2冊あり、その内の1冊が乙一の連作短編集『GOTH』(←好きな人いたらすみません)。読めなくはないし、印象的だから話題になるのもわかるけど、あの自意識的な恍惚感は私にはちと苦しい。
この歌の主人公が犬っぽいなぁと思った時、この本の『犬』と言う話を連想しました。淡々としているのに、雰囲気が黒いところとか(笑)。私が思っているだけで、特に共通点はないんですけどね。
危ない内容がまま見られるスキマ楽曲の中でも、随一の危なさを誇る問題の『きみがいいなら』。どれほど良心的に見ても、主人公はストーカーでしょう。君のことならどこで何をしていたってわかるし、君が言うなら人だって刺せる。邪魔する人がいたって、僕が守るよと言う盲目的な愛情が満載です。温かさを感じるほどに優しいメロディーと、メルヒェンな大橋くんの声についうっかり騙されそう(笑)。実際、私は言われるまで全く気が付きませんでした(←鈍い)。
ストーカーをする人の心意気はよくわからないのが正直なところですが(←わかるのもどうかと)、最後の♪君がいいなら~以降の思い込みとも思える辺りがそれに近いのかもしれません。僕は君のもので、君は僕のもの。勿論それで良いよね?って言う。妄想と現実の境目。
……とは言え、お互いにこの感情でいれば犯罪ではないので(笑)、この歌の「君」が僕に対して好意的であり、「良いよ」と思っていることを祈るばかりです。
歌詞は常田さんのようですが、曲もそうなのかな? そう言えば、何故この歌に限ってタイトルの「君」が平仮名なんだろう?と言うのが気になっているのですが(歌詞の中の「君」は勿論、『君の話』も『君のこと全部』も『君に告げる』も全て漢字)、色々変換してみても思い当たりません。……何でなんだろう?
『きみがいいなら』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B06950