タコトラベル

　『マリンスノウ』特典ＤＶＤについて。

　ほぼ全てネタバレですので、内容を知りたくない方はご遠慮下さい。

　予告から期待していただけあって、大変素晴らしい出来でした……（感涙）。

〈居酒屋〉
　常田さんの見事なキレっぷりは勿論ですが、個人的には大橋くんの

　大橋くん「シンタくん？　シンタくん！？　シンタくーん！！」

　アンケートをわさわさしつつ、邪険に振り払っていった常田さんに慌てる構図が、演技とは言え物凄いツボでした。

〈ななちゃん前→日間賀島〉
　シルエットだった大橋くんの全容が見えた瞬間に、破裂しました。私が。もうどうしてくれようかと。
　ガラナの旅の際のカメラ付きヘルメットもよっぽどだと思いましたが、そんなのまだまだ甘かった。PV撮影中にケーキを作り、アルバムレコーディング中（しかも深夜）に芸人並みのガチンコ勝負をし、ついにはツアー中にウェットスーツでタコ漁に出かけるアーティスト。最高です。むしろ大好きです。
　ちょっと調べてみたのですが、名古屋から島まで行くのに、電車で52分、バスで30分、船で10分かかるようです。途中、バス待ちがあったことを考えると、片道2時間ですから。……スゲェなと（笑）。余談ですが、常田さんが「1時間に1本ー？」と嫌そうに言ってましたが、私の実家は1日1本往復しているだけですし、日間賀島にはバスもタクシーもないんだそうです。
　バスから船に乗り継ぐまでに、ぺたぺた足ひれで歩き、
　「こう言うちょっとしたところがすげぇ危ないからね」
　「ここは危ないからちゃんとして」
　と、ぽつぽつ素の発言を交えて常田さんに失笑されている大橋くんがラブリーでした。

〈日間賀島〉
　とりあえず、釣竿でタコを獲ろうとする二人。……タコって釣れるものなんだろうか？（と思ったら、本当に餌のついていない空針で引っ掛ける方法もあるんだろうです）　そして、案の定釣れずにケンカ。実際は互いに自称している性格からすれば、飽きっぽいのは大橋くんのようですが、演技とは言え、意固地なのに素直と言う要素はAB型っぽいと思うのですよ。
　その後の「アフロで手作りブランコに乗る」と言うシチュエーションはシュールで良いんですけども、子供を使ったところは減点。仕込みをして良いのは、2人（＋樋口マネ）までで、それ以外を巻き込んじゃうと何か違うと言うか、相乗効果でヤラセっぽくてどうだかなと思ってしまいました。こう言うスキマの企画盤が面白いのは、筋道だけはあるにしても、そう言う企画自体を2人が、ナチュラルに楽しんでるからだと思うので。それをするくらいなら、間に挟んだCMも、何か架空の商品をでっち上げて2人にやってもらいたかったなぁ。「同級生との恋が実る『ケシゴム』」とか「失恋から立ち直れない人に贈る『トースター』」とか。……やらないか。
　CM後は常田さんもウェットスーツと水泳帽に着替え、漁船でGO。船に乗っただけで、テンションが上がっている2人。

　大橋くん「時化てますね」
　樋口マネ「時化てねぇよ。ドン引きだよ」

　今更ですけども、ウェットスーツが全然似合っていないのに、何故だかナチュラルに着こなしている大橋くん。素晴らしい芸人振りです。その場で取れたてのタコに齧り付けとか、普通しないよ（笑）。

〈3分クッキング〉
　レジャーと言うのは往々にしてそうだと思うんですが、特に海ってやったら体力を使うんですよね。ようやくウェットスーツを脱いで、風呂に入ったらしい大橋くんは、この時点でいい加減疲れていたんでないかと。にもかかわらず、あの振り絞ったかのようなテンション。芸人の鑑ですねネッ☆（←あれ？）　そして、常田さんの鉢巻き姿。もう普通にギャグ漫画の様相を呈しています（笑）。
　適当に切り分け、目分量で味付けと言うやっつけ仕事なのに、何故だか美味しく出来てしまうと言うミラクルを起こすのも、さすがは我らがスター。しかも作り方は、「聞いてきた」（笑）。


　若干やり過ぎ感はありましたが、やはり彼らのこういう寛容なところは大好きですねぇ。面白かったです。
　ただ、大橋くんのTシャツ姿（腹回りとか）、危ないです（苦笑）。