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現在も銀行に勤める友人と、元銀行メンな友人がいます。異口同音に言うこととしては、「銀行嫌い」。
……世間的には立派なお勤め先だと思いますが、色々と大変なようです(合掌)。
タイトルと歌詞カードに添えられた「フィクションです」の一文に、彼らの良心と小心を感じてニヤリとしてしまいます(笑)。夢や希望などを諦めて、現実的で安定した銀行メンな主人公君がこぼす愚痴が、エスカレートして終いには銀行強盗になるというオチ付きです。友人から聞いた話を元に作った大橋くんが持ってきた当初はひたすら愚痴るだけの内容だったそうですが、2人で詰めていく内に盛り上がって今の内容に落ち着いたとか。そう考えると、原案は『君の話』とかに近かったのかもしれないですね。私は転勤ネタからユニコーンの『ヒゲとボイン』を思い出しました。いや、そこしか被ってないだろうとか言っちゃダメ。
物語仕立てで展開と語呂が見事なアイロニー溢れる歌詞は勿論、4人の侍が打つ手拍子も、ラストの大橋くんのスキャットもお気に入りです。ほとんどサラリーマン経験がない2人が作ったにしては、思わず頷いてしまう箇所も多い。私も将来の夢がなかった訳ではないのですが、大学受験に失敗して、もう1つの方向に軌道修正してからは(そこからもズレはしたものの)とんとんと、当時就職難真っ盛りだったにもかかわらず無難に就職してしまい、後は持ち前の順応力フルスロットル(笑)で現在に至ります。まぁ支障さえ来たさなければ、ライブに行く為に有給休暇も平易に取れてしまうありがたい職場ですので、大きな不平や不満はありません。ただそれでも、客によっては「生まれる前から人生やり直して礼儀の何たるかを学んで来い!!」とか、「次に生まれてくる時は、世界平和と私の為に人間以外であれ!!」とか、まぁ笑顔の下でドス黒い呪いの言葉をメフィスト・フェレスに捧げていたりするんですが。テヘv(←可愛くないし) 実際にはラブ日常&平穏の波風嫌いな平和主義(でも短気)なので、「憧れに負ける」と言うフレーズが印象的です。主人公くんにとってみれば、「手の届かないもの」だったり、今よりも辛かったり厳しかったりするかもしれないけれど「充実した自分の望む日々」だったりするのですよね。それは現実から乖離しているからこそ「負けてしまう」ので、着手してしまえば闘う相手ではない。その時目の当たりにするのは、自分で選んだのにままならない現実の方になるのですから。――さぁ、貴方ならどっちを選ぶ? 小市民の私は「現実」派(笑)。
『フィクション』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B10356
というより、この歌詞そのものがアタシにはイタいです・・・現状を全部見透かされてる気がして。
「理想と現実は別項で」、確かに、それが一つになれば何も言う事はないのでしょうが、それが叶わないからこその現実(いま)があるんでしょうし・・・結局はアタシも「現実」派ですね(笑)
嫌気がさして、オチが現実にならない様にだけは気を付けます(爆)
そうか、彩琉さんのご職業はそのまんまなのでしたね。色々とご苦労も多いお仕事ですから……お疲れ様です(特に今時期とか、大忙しですよね)。
そう言えば、2人がこの歌を作ったのっていつ頃なんでしょうね? デビュー前か後か、あるいは売れる前か後かで感じ方がまた違う気がします。前なら自嘲?(笑)
私には理想に突き進むだけの自信も才能もエネルギーも全然なくって、理想や憧れは額縁に入れて飾っておくものだから、その額縁の中に描いた餅を美味しそうに食べている人達の努力や才能に感服してしまうのです。
スキマの2人も勿論ブラボー☆
とは言え、「普通」って存外得難くて貴重なものだと思うので、目指すところはやはりほのぼのと幸せな「現実」派でしょう♪(笑)
うん、確かにオチを実行しちゃなんねーですね(笑)。
日本じゃ成功率低いですから!(←問題はそこか?)