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常田さんが大橋くんの歌を称賛する時に頻出するポイントが、「リズムに言葉を乗せる時のなめらかさ」と「多少危ない内容の歌詞でも、その声のおかげで聴く人には柔らかく届く」の2点で、『藍』がその後者だとしたら、前者が色濃いものの1つが『螺旋』でしょうか。大橋くんがミスチルでもビートルズでも、「歌えるけど、歌詞はわからない」って言うのが面白い。リズムと雰囲気が重要。
とは言え、『螺旋』の歌詞は素晴らしい。「良い」と言うより、「ナイス」と言う感じです。これと言い、『キレイだ』と言い、『view』と言い、振られ男の未練や後悔を書いた時のこの冴え渡った感じは何なんでしょう?(笑) 振られたくなくて逃げ回っていたのに、いざとなったら未練も後悔も、意地でもプライドでも全然覆い隠せなくて、自己嫌悪と自問自答。2番Aメロの録画したままのビデオが重ね撮りと掛かっている箇所や、極め付けの愛情がすり抜けてしまうなら螺旋を残してやれば良かったと言うタチの悪さの秀逸さったらないですネ!! 色々な取り方があるのでしょうが、おおよそこの解釈が多いであろう通り、私も「螺旋」=「遺伝子」だと思っています。要するに孕ませて既成事実を作ってしまえと言う……。いやー、最低ェー(笑)。
私は根が悲観的なのでそうで居ない為に強いてポジティブシンキングを心掛けている、無理矢理前向き主義ですが、非常にネガティブな言い方をするならば「幸せな思い出」と言うのは不幸の種なんだなぁと思いました(苦笑)。まぁ基準がなければ比較のしようがないと言うだけの話なんですが、波風立たない平均線上の人生を是とするか否とするかと言われれば、やっぱりあまり魅力的な選択肢ではないかなぁ。ローリスク・ハイリターンが理想ですが、私の人生訓の1つは「因果応報」ですから(笑)。
ちなみにもうひとつは「一期一会」。
歌詞も曲も大橋くんなのかな? テンポや雰囲気からすると、デタラメ英語が元かもしれませんね。そうそう、冒頭のピアノもデビューアルバムを飾るに相応しく、凄い期待を煽られますv アルバムの中ではこの始まり方が今のところ1番好きです。
『螺旋』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B06947