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2006年3月1日発売。最高位3位。登場回数24回。
日本に住んでいてドラえもんが好きでない人なんていないに違いないと、半ば以上本気で考えたりする訳ですが、要するに私も大好きです。彼(?)は日本の宝です。
そんな劇場版『ドラえもん のび太と恐竜2006』の主題歌だった『ボクノート』。
インタビュー等からして、曲、詞共にスターがメインで書いているようです。原作をイメージしたと言う曲はともかく、詞は2人共「感動するような」と言う意図が裏目に出ていかにもあざとい感じになってしまい、結局1からスターが「詞が書き上がらない」と言う現状をそのまま詞にしたと言うエピソード付き。
これについては、Mr.Childrenの桜井さんに「この手は1回しか使えないのに、もう使ったっちゃったかー」と言われたとのことですが、要するに2回目の「書けません」には「またかよッ!!」とツッコミが入るから(笑)。なるほど。
歌詞は上述の通り、スターがダメな自分を提示してみせる、けれど明るい方に進んで行く温かいもの。わだかまりや結び目がほどけて行く、降っていた雨は止み、雲が去った空が晴れて行く――その瞬間の眩しさが胸を打つ。情けなかったり不甲斐なかったりどうしようもなかったりしても、結局自分は自分で、そう言う自分にも出来ることがある。少しずつでも積み重ねた言葉や声を君に届けたい。
1番では「突き刺さる」言葉のカケラが、最後には「紡がれて歌になる」、その展開がまたスキマらしい。
歌詞自体は対「自分」がテーマで、「君」の存在は普遍性と言うか間口を広げるものだと思ったのですが、でも「伝えたい」相手がいなければ表現に苦しむことやもどかしさを感じることなんてないんですよね。「自分」だけで己の輪郭を保てる人なんて居ないのだから。
あと、あまり詳しくないので偉そうなことは極力書きたくないんですが(苦笑)、耳に入る音は非常にさらっとしているのに曲の重厚さは意識し出すと止まらない。アフロ★マジックです。ストリングスにピアノ、ギター、ベース等々分厚いのに重くなくて(←重厚って書いたじゃないかお前)、きれいなで聴き応えがあって飽きない。この設計図を描いたアフロ氏に脱帽です。
歌詞、曲共に「スキマスイッチらしい」1曲。
『のび太の恐竜2006』のラストに流れると、その温かい景色が何故だかとても懐かしく思えるのです。
2人の声優振りも、一瞬ですが個人的には大ウケでしたvv 可愛いよぅvv(笑)
『ボクノート』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B13801