ひとそれぞれ

　Amazonにベストアルバムについての動画コメントがアップされています。

　でも、話題はそこでなく。
　ベストアルバムのフォローを。

　また毒を吐くかもしれないので、続きは隠します。
　今回はそんなに酷くないつもりです（笑）。

　予想していたこととは言え、結果を残してます。
　初動で24.5万枚、2週目も14.5万枚で合計39万枚。今日時点で40万枚は軽く突破したようです。今年の上半期で考えると、11位のミスチル『B-SIDE』に次ぐ数字です。

　ネットで音楽情報を調べていると平易に目に付くことですが、現在国内で有数のセールスを誇るアーティストであっても、正当な評価とは言い難い風評や誹謗中傷を、賞賛と同等、場合によってはそれ以上に被っていることがままあります。スキマはそれが少ないんですよね（理由はまぁ色々あるんだと思いますが、「好き」な人や「どっちでも良い」人がほとんどで、「嫌い」って人が少ないのが1番でないかと勝手に想像）。
　さすがに今回は（私も含めて）、いつもと比較し賛否両論のようですが、レビューを読んで、目から鱗でした。
　私がレコード会社の陰謀だ策略だと立腹する一方で、値段等良心的だと言う意見がある。DVDも特殊なブックレットも、写真すらもないのは彼らの意向が全く入っていないことを示す潔さと私は思っていましたが、飾り気（おまけ）がなくても売れるのは彼らの質の高い音楽が認められているからだ等の意見がある。アリーナツアーに乗じた金儲けだと噛み付く一方で、楽しめるようにと言った配慮と（5億歩譲って）言えなくもない（もっとも、あのオリジナルアルバム3枚では10万人動員は無理と判断されたのだとしたら、2人には結構な屈辱だとも思うんですが）。
　私は相変わらず、このアルバムに良い印象は持っていないし、それはこの先も変わらないような気がしています。それでも職場で「聞きたい」と言われれば喜んで貸しますし、それがきっかけで彼らの音楽を知ってくれたら嬉しい。スキマとは全く係わり合いのないところで知り合ったネットでのお友達が、私の騒ぎように興味を持って「買ってみましたよ」と報告されたら、やっぱり「ありがとう」って言うんですよね（←本人でもないのに（笑））。
　屈託とか嫌悪感とか、完全に払拭はされなくても、こう言う風にこのアルバムがこのアルバムの持つ役割として、極真っ当に取り扱われているのを目の当たりにすると、ニーズに応えていると言う意味ではこう言うのもありなんだろうなぁと少しだけ溜飲が下がるのです。
　前にもチラッと書きましたが、これはスキマスイッチがテーマのコンピレーションアルバムだと思うことにしてます。通しで聞いても、何だかちぐはぐに思えてしまうのは、曲順まで熟考したオリジナルアルバムとの差なのか、ただ単に私が聴き慣れていないだけなのか。

　そうそう、コメントの中で常田さんが「（Amazonで）スキマをリストに入れている方も結構居るんですよ」なんて仰っていましたが、……読んだのかしら？（←正にリストを作っている人）　ええもう、絶賛オススメ中ですヨ☆　
　「いつもお世話になってます」と言う愛用者である常田さんと、全く仕組みとかシステムとかに興味がなさそうな大橋くんとの温度差が良い（笑）。
　あと、『奏』を流しながらクレジットもそのままで『ボクノート』のPV画像を持ってくる辺り、いい加減なCMだなぁオイ。