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気になったものしか気にしない人なので、あまり歌詞解釈には時間を割きません。
要するにわからないことはわからないままにしておかないと、自分の頭の悪さが嫌になるからやらないわってだけなんですけども。『紅天女』の説明を受けた北島マヤが比喩も隠喩もなくそのままの意味で取って、亜弓さんにオホホホと笑われた時のようにですね(←有り得ないくらいわかりにくいんですけど)。
特にスキマはまずメロディの心地良さから入っているので、尚更なのかもしれません。
タイトルはセルビア語で「空港」や「空の港」。転じて「空を漂うもの」、「光を求めるもの」と言う含みもあるようです。日本は島国ですから、国境とか外へ出ることへの概念が、大陸のそれとは大きく違うんでしょうね。空港が持つ非日常や特異感等を、何倍にも感じるのではないでしょうか。そもそもセルビアの国内便ってあるんだろうか?(←ざっと調べたけれど無さそう。面積が日本の4分の1にも満たないようですし、ベオグラード・ニコラ・テスラ空港は国際便だけのようです。2006年に独立して以降はモンテネグロと分離した為、海岸線も失っています) 飛行機に乗ること=遠くへ旅立つこととなれば、また一層違うんじゃないかと。
最初はスキマ流の反戦歌と感じたんですが、雑誌の記者さんが「核を連想させる」と言っていたのを読んで、なるほどなと思いました。そっちの方がしっくり来ます。ジブリの名作『ラピュタ』も思い浮かばないでもなかったのですが、それだと僕と君(パズーとシータ)の距離感が違うだろうと。それに何より『ラピュタ』はハッピーエンドでないとダメですから!! どこでだったか忘れたけれど、「地球の終わりを考えた」と言うアフロ氏の発言も有り。
方々で「シンタワールド」と称されているように、詞、曲共に基はアフロ氏のようです。繰り返されるスターの声が不思議に響く意味深な曲。ピアノの旋律が何となく不気味に聴こえるのも面白い。絶望とか諦観でも、まして希望とかでもなく、もっと狭小な世界の安堵感とでも言おうか。そう言う自己満足さみたいなものが、歌詞の中の切実さをただそこにあるだけのものにしている。無視しているとか、気にしないようにしている訳ではなくて、無関係なものにしていると言うのが、ちょっと違うけど近いかな?
そう言う意味では「反戦歌」と言うのは間違っているのかもしれません。「世界平和」なんかでない、「2人の安寧」を求めているのであれば。無論、閉じていても開いていても、必要なものですけどね、平和。
また何か思い付いたら加筆修正しますが、私の語彙と思考力ではこれが精一杯(苦笑)。
この歌に関しては「ライブでやるのが楽しみ」との発言があったので、今から期待して待ってます。
『ズラチナルーカ』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B20353