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スキマスイッチについて語るブログ。 正しくは「釦」なんだけど、語呂の問題。
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 2003年7月9日発売。最高位68位。登場回数7回。
 記念すべきデビューシングルで、当時は全国30ものFM局でパワープレイ等を獲得。
 今のところ、彼ら唯一の英語タイトル。

 スター曰く、「(デビューすれば何とかなると思っていたのに)全然売れなくてガッカリした」らしいですが(笑)、1stでこれだけ売れれば立派でないかと。アフロ氏はこんなもんだろうくらいで落胆はせず、そんなところまで計算済みだったようですね。さすが(笑)。
 ところで、この業界はオリコン100位以内に入れなければ、即刻首が飛ぶって言うのは本当なんですかね? 世知辛い世の中ですねェ……。
 曲はスター、詞はデタラメ英語→アフロ氏作。冒頭の「このview」は「goona with you」だったとか。

 『奏』を除けば、おそらくは1番多く聴いているんでないかと思います。何故なら私が作っている車や散歩の為に持ち運ぶ用のMDは、①『君の話』『夏雲』『空創』+ここまでのアルバム未収録c/w、②『夕風』、③シングルを一切合切(BTやインストまで込みで)入れたもので、この中で単独最多の3回入っているからと言う、とてもわかりやすい物理的な理由から(笑)。基本的に曲を飛ばしたりすることが少ないし、割と満遍なく聴いているつもりなので。
 とは言え、おそらく私がこの曲でスキマを知っていたとしても、ぶっちゃけファンにはならなかっただろうなと思います。かき鳴らすギターも、勢いのあるピアノも、勿論初々しいのに図々しいくらい堂々としようとしているスターのやや若い歌声も好きですが、まだちょっと足りない。曲への言葉の乗り方であるとか、意味深で不意に引っかかる罠のような歌詞とかは、しっかりとこの頃からなんですけどね。私のセンスと先見の明の無さだな(苦笑)。
 ただ、この曲はライブで聴いて断然大好きになりました。うわーい、単純~。スキマ曲の中でも有数のライブ映えする曲。激しいピアノと噛み付くようなスターの声が、シンプルに格好良い!! 個人的にアップテンポ系の中では、ライブで聴きたい曲No,1です。曲間に会場名(地名)を叫ぶのが恒例のようで、テンションが上がること上がることvv あと、実は数少ない?スターのハーモニカが聴けるのも、ポイントが高い。
 歌詞は勝手な彼女に振り回されて、結局は相手にされなくて、それでも愚かだと知りつつ彼女を忘れられずに車を飛ばすこの主人公が、ダークな感情と思惑で向かう先が気になるかなりブラックな内容。1番では散々彼女の文句言って、「もう良い」とか言ってるくせに、2番ではやっぱり未練タラタラで情けなくてそう言う自分も彼女も許せない。だから、解決方法は1つしかないんだなって。
 情けないんだけど、2番のAメロ歌詞が好きなんですよね。何であんな女が好きなんだ俺のバカって言う、どうしようもない感じが。

 でも、取り返しのつかないことはやらない方が良いぞ☆

 『view』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B06949

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 アフロ氏がスターの歌を称賛する時に頻出するポイントが、「リズムに言葉を乗せる時のなめらかさ」と「多少危ない内容の歌詞でも、その声のおかげで聴く人には柔らかく届く」の2点で、『藍』はその後者の点が色濃く出ている曲の1つだと思います。アフロ氏の「大橋くんの声を通すと、どんな歌詞でも『大好きだよ』って言う風に聴こえてしまう」と言う発言が印象的でした。

 「アルバムの1曲目用にいい曲を」と言うアフロ氏からのオーダーで、歌詞、曲共にスター作。これを作った時の話はインタビューでもよく出て来ていましたが、本当に苦労したようで何度も何度も書き直して、これでダメなら1から作り直しってところまで追い詰められてようやくOKが出た苦心の作。歌詞は最初、デタラメタクヤ語日本語バージョンで、それを聴いたアフロ氏から「どうかいなくなれ」の部分だけは残してくれと言われ、じゃあ「好き過ぎていなくなってしまえ」と言う内容にまとまったんだとか。また、タイトルの『藍』はその内容から、少し歪んだ偽物の「愛」だからなんだそうです。
 『ズラチナルーカ』がシンタワールドなら、『藍』は大橋ワールドでしょう。どうやら『夕風』ではこの2曲が人気のようで、そう考えると面白いなぁ。買って最初に聴いた時は、あまりにも静かに始まったことにむしろ驚きました。正直、全然ピンと来なくて(苦笑)。聴き込んだ今では好きですが、あの時の違和感や置いて行かれ、隔たれた感じは何だったんだろう?
 曲は王道なスキマスイッチ。私にしては珍しく、間奏が好きだったりします。あのサビとサビをつなぐ弦楽の美しさは、それだけで切なくなる。CDジャケットのような、美しいオレンジ色の風景が浮かびます。
 また、「聴く人の環境によって、違った印象や解釈になる」とアフロ氏が手放しに褒め称えていた歌詞。個人的にはこちらも若干違和感があり、サビの「ね」とか口語体(特に冒頭の)がどうもしっくり来なかったんですが、馴染んでしまえば、主人公のどうしようもないけど好きで、諦められなくて、苦しいばっかりで、それならいっそ「居なくなれば良い」と言いながらいつだかわからない次に会える機会を待望する――八方塞りで、堂々巡りで、1番楽な方法を知っているのに、どうしても出来ない。そう言う愛情の深さがストレートで純粋で、何より彼女の存在が無ければ味わわずに済んだであろう幸せと、醜くて苦い感情の板挟みにされている。恋愛の中で時折感じる矛盾とアンビバレンス。意地っ張りで意気地なしだけど、恋愛をしている最中は誰もがそうなのかもしれません。世間や運命に受け入れてもらえない間柄なら、尚更に。

 しかし、冒頭部分を書いている最中に、「あれ?これはでもそんなに危ない歌詞だったかな?」と思って歌詞カードを開いたら、確かに結構危険だ(笑)。うーむ、スター☆マジック。愛の言葉なんて一つも出て来ないけれど、感情は溢れている。最後の「ねぇ、僕らいつ会えるの?」は、そこに至るまでの投げやりで乱暴な言葉があるだけに、スターの声に胸がきゅんとしてしまいますね。
 そうそう、私は消してしまいたいのは自分自身のことだと思っていたのですが、相手に対してだってところがまたドキっとする。

 『藍』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B20350

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 購入してから2ヶ月ちょっと、車の中で『夕風ブレンド』が延々流れ続けています。田舎なので、全く車に乗らない日は月に3日もありません。ステキなマイカー☆はようやく8ヶ月目の新車の為、友人を乗せる機会も多かったので、乗った人はすべからく洗脳するかのような勢いでエンドレスに聴かされる訳ですよ。
 ある友人を乗せてドライブをしている最中、彼女がアルバムについて発した唯一のコメントはこの歌を指しての

 「……ものすっごいラブラブな曲だね」

 でした。他に表現のしようがなかったようです(笑)。

 詞は公式発言にもある通り、アフロ氏。聴いている方が恥ずかしくなるくらいひたすら2人がラブラブしているのだけれど、作ってくれたご飯を一緒に食べるとか、サンダルにジーパンとか、いつもぴったりくっついていたいとかの親密さや日常感のせいか、新婚さんって素晴らしいなぁと思いました(笑)。この距離感は「恋人」じゃない。こんなに彼女のこと好きなんだ!ってビックリするくらい。お月様も邪魔をした日には、馬に蹴られて地球の衛星軌道から外れてしまうに違いないですね(←すげぇ馬だなそれは)。
 曲はどっちだろう? 個人的にはスターかな?と思っていますが、小田和正さんのコーラスが取り上げられることが多くて、曲についての公式発言はよく覚えてないのです。楽器及び楽譜音痴な私には全くわからないのですが、サラッとした聴き心地やシンプルな印象に反してコーラスは勿論、アコギのパートも超難解なんだそうです。昔、ギターを触らせてもらったことがありますが、あれで音楽を奏でる人に感心しますよ、本当に。
 この歌の感想は、可能ならば絵で表したいのだけれど、我が家にスキャナもペンタブもありません。別に深い意図がある訳ではなく、ただ単純に聴いているといつも浮かんでくる情景があるということなのですが。深緑のクレヨンで半楕円の丘を、その上に煙突と窓の付いた赤い屋根の可愛らしい家を1軒。煙突からはドーナツ型の煙が3つくらい段々大きくなりながら吐き出されていて、空には黄色で空にまん丸い月を描いて、周りに小さく星を書き足す。あとは背景を濃紺で塗り潰すだけ――と言う、いかにもステレオタイプで安易なんですが、だからこそ安心が約束されている雰囲気。スターの歌う声も愛情豊かで温かく、幸せな気分をもらえます。
 余談ですが、同じような気分にさせてくれる曲と言えば、山崎まさよし氏のシチューの歌(『おうちへ帰ろう』のこと)。ちょっと違うけど、私の中で絵は一緒。違うのは窓に映るシルエットで、『月見』は男女2人が寄り添う影で、『おうちへ』は鍋持ったお母さんを中心とした家族の影。

 『月見ヶ丘』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B20352

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 意図した訳ではないのだけれど、ヘビーローテーションだからか『夕風ブレンド』の曲ばかり出て来てコンプリート目前だわと言うことで、これも意図した訳では決してないのだけれど(苦笑)、ちょうど単語も出て来たので『糸の意図』を。

 歌詞とAメロはアフロ氏、サビをスターが作ったとのコメント有り。「死」等のヘビーな内容にスターのダメ出しが来るだろうと思っていたのに、スターの方は詞があまりにもピッタリ曲に乗っていて歌う為に直す必要が無かった(←これは物凄く珍しいことらしい)から、詞の意味に気付いたのは歌録りの段階になってからだったとのこと。芥川龍之介の小説『蜘蛛の糸』がモチーフ。
 また、同年代のミュージシャンと作っている「学園祭ノリ」で、スターは『夕風』内で1番好きな曲だそうです。

 上述の通り別々に作っているせいなのか、初めて聴いた時はAメロからサビに移る際の意外性に感心した覚えがあります。うわー、そうなるんだーと言う、どこまでも素人街道まっしぐらなレベルではありますけれども。
 ただ、この時のスターの歌い方は、あまり好きではないかもしれない。何と言うか、一語一語の区切れの後に「ッ」が入る蓮っ葉な感じが落ち着かない。地に足が着かない感じ。歌詞からすればそれを狙っているのかな?とも思わないでもないけれど、何かどうしても気になるのですよ。イントロの始まり方は凄く好きなんですけどね。郷愁とか懐古的とかでなく、もっと率直で物質的な懐かしさを感じます。
 歌詞はストーカーかDV加害者が、言い訳しながら虐げていた被害者に逆襲されたんでないかと(←直接表現連発です(苦笑))。個人的に意外だったのが、最後の「闇は静まっていく」を希望だと捉えている方も多いと言うこと。私は逆に「止めを刺された」んだと解釈したんですよね。彼女が笑ったのも「許した」慈悲からではなく、むしろ「ざまぁみさらせ」と言う嘲笑からでないかと思っています。
 ……え? 暗いですか? 実は根暗なんです(笑)。
 『きみがいいなら』や『螺旋』などに通じるような独占欲や執着心等、ちょっと危ない感じの主人公シリーズの一環かな?

 『糸の意図』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B20354

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 『夕風ブレンド』に伴うスキマフェスティバル内で、スターが「いつもなら1曲の歌詞を書くのに2ヶ月くらいかかったりするのに、今回は1週間で2曲分書けたりした」と言う発言がありました。これについてはスターが言うところの「運の良さ」と、限られた製作期間を表すエピソードだと思うのですが、これから推察するに『夕風』内でスターが歌詞を書き下ろしたものが、少なくとも2曲はあると言うことになります。1曲はそれを公言している『藍』で、『月見ヶ丘』、『糸の意図』、『ズラチナルーカ』、『1+1』がアフロ氏メイド、更に前ツアーから存在した『アーセンの憂鬱』を除くと、じゃあこの曲はスター作詞なんだろうなと思っている次第です。前置き長ぇー。
 『君曜日』を指している可能性もあるんですけどね。何となくスターっぽいなぁという気はしているのです。歌詞カードに「高級車も」と書いて「ロールスロイスも」と読ませているところは、語呂は合っているので、元ネタにどちらかがこうしようとルビを振ったのかなぁなんて想像していたりするのですが。

 実は『夕風』内での私的順位はそれ程高くないのですが、スターが持って来たこの曲のおかげで12曲の予定が13曲になったとの話を聞いて、激しく頷きました。何と言うか、絶対に必要な気がする。もしも『願い言』がこのアルバムに入っていなかったら、物凄く物足りないんじゃないかと、聞いた後だからこそかもしれないけれど確信的に思うのです。単体では繰り返し聴いたりしないんだけれど、アルバムの流れで聴くとホッとします。
 歌詞の内容は、もうまんま「プロポーズ」ですね。愛の言葉なんて一つも出て来ないのに、「君」がどれだけ自分にとって必要なのか、大切なのかを、表し、伝える方法を思案する。「僕」の不器用で真摯な愛情と、大サビにかけてのスターの情感こもった歌声にドキドキしてしまいます(笑)。恋愛のときめきとか、好きな人の隣りに居ればとにかく猫も杓子も楽しい!ステキ!!とか、憧れの人が「ポストは青だ」と言えば思わず純血ジャパニーズのくせに「そうですよね青以外有り得ないですね」と諸手を上げて万歳三唱しますとかの勢いはないんだけれども(←3番目の例はいつ何時だろうとない)、ただ単純に、深く深く「君と一緒に一生を生きたい」と言う願いを言う。それは、歌詞の通り「覚悟」であり、決意なのでしょう。私が良く「歌詞に出て来る間抜けな男の子」が好きだと発言をしていますが、このスキマスイッチ君も真っ直ぐでとても魅力的です。
 こんなプロポーズされた日には、万障繰り上げて嫁に行きますネ☆ ブランド品も宝石も要らないから、生活費は稼いで来い!!(←台無し)

 『願い言』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B20356

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 2006年11月22日発売。最高位6位。登場回数5回。

 県外出張だった為にいわゆるフラゲは出来なかったものの、おそらくは生まれて初めて発売日に買ったシングルです。発売が決まってから、こんなに待って待って待ち望んで、ああファンって大変だなぁなどと他人事のような感想を抱いたものです(苦笑)。
 初めて耳にしたのは、朝の『ズームイン!』で、流れることを知らなかったので味噌汁を吹き出すかと思ったのを覚えてます。まだPVがアニメだと言うことも公表されていなかったので、確かそこで初めて知ったんじゃなかったかな? 発売前からこんなに期待感を煽らないでくれはち切れそうだよ!!とボヤきつつ、その日1日ご機嫌でした(単純)。
 他にも休日に布団を干し、ベランダへの窓を開け放していたら、隣の部屋から聴こえてきたり。前々から音楽好きのお隣さんがスカパーに加入しているらしいことは気付いていたし、この時期はスペースシャワーTVでPVの先行放送していることは公式HPで知っていたので、思わず台所にコーヒー放置したまましばし窓際に座り込みました(笑)。

 曲はスター、詞はデタラメタクヤ語→アフロ氏。元々はスターがアルバム用に書いたものを、アフロ氏がシングルに押して仕上げた「かななかい(悲しくも温かい)」1曲。温かくて優しい曲調で、手触りも確かに柔らかいのだけれど、何となくそれが罠っぽい気がするのは穿ち過ぎですか?(笑) 正直、彼らのシングルの中でも地味な部類に入ると思うのですが、反面とても彼ららしい。
 失ってから気付く相手の存在の大きさ、共有する時間や感情の大切さ、自分の言動の愚かさや浅はかさ。けれど、喪失感と引き換えにしか得られなかった愛おしさや温かさ。「俺ってどうしようもない奴だよなぁ」って言う後悔なのだけれど、ひどく優しく聴こえてしまう。それは諦めなのか、彼女への愛情なのか、1つ賢明になったってことなのか。
 この歌を改めて聴いてみると、彼女はどこへ言ってしまったんだろうなぁと思う。何となくですが、私の中の分類では『雨は止まない』や『雨待ち風』などの鎮魂歌シリーズに近いのです。「アカツキ」=「暁」、夜明けは希望です。主人公の彼が失恋して、それをただ悲しいだけのものにせず、それでも彼女が大切だったことや自分の過ちを顧みる。そう言う痛みがもたらすものは、決してマイナスだけでない。いつかそれが癒されたなら、彼女や彼女ではない誰かに、もっと上手く優しく出来るのかもしれない。そう思えるし、だからこそこの歌はかななかいのです。
 でなければ、「アカツキ」=「垢付き」? これは着古した衣類から転じて、形見分けなどに用いる故人の衣服と言う意味があるのだそうです。そう考えると、物凄く不吉に感じるから嫌だ(苦笑)。

 曲調がほのぼのしていて胸がぎゅっとなるものの、だから個人的には逆にちょっと深読みしてしまいます。

 『アカツキの詩』歌詞http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B19655

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